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イラストラフは1時間に5枚描く!

posted on 3月 28th 2016 in Design News with 0 Comments


桜の満開まであと少しというところでしょうか。
寒いのは苦手なので暖かくなるのは嬉しいことですが
花粉だけは勘弁していただきたいものです。

第四回は、ディレクターをしております吉本が担当いたします。
よろしくお願いいたします。

「どうやってイラストを描いているのですか?」
という質問を、イラストレーターをやっていてよく聞かれます。
どうやってと言われましても、ペンタブを握って、お絵描きツールを開いてですね、、?

そういうことではないと、分かっております。
よく勉強をするときに聞く、「どこがわからないのかわからない」状態というやつなのでしょう。

私からは、イラスト制作の最初の工程
「ラフ」についてお話しようと思います。

▼最初の「ラフ」
方法の次によく聞かれることで、「まずどこから描き始めますか?」というものがあります。
目から、輪郭から、頭から。。。
いえいえその前に、「画面にどうイラストを納めるか?」を決めるために
簡単な構図ラフから描き始めます。

ここに顔があって、体はこういう風に沿っていて、下からアングルがいいな
髪がぶわっと、なびいていて、ストールもなびかせたいなと。
思いながら描いているのですが何がしたいのか、描いている本人にしかわかりませんね。

↓構図ラフ
01

↓ちなみに上記の完成図です
02

4/19から六本木であるセーラームーン展がとても楽しみです( ˘ω˘ )

▼1時間もあれば
テンションに左右されることもありますが、大体5~10分あればざざっとした構図ラフはできてしまうので
1時間で5~6枚はラフの制作をすることが可能です。
コツとしては、「ひたすら筆を動かす」ことです。悩んでいる暇があればざっざと筆を動かしています。
どういった構図にしようか、悩んでいる時であればあるほどに。

そうすることで、「おっ?この線いいぞ?」というものが出てくるので、
それを基盤にしてどんどん仕上げていきます。

▼ラフは、習うより慣れよ(自論)
イラストは描けば描く程上達するものです。
描けないと思わずに、ならばどうすれば描けるのか?どうして納得いかないのか?
ああでもないこうでもないと、兎に角ラフの時いろんなパーツを弄りまくります。

脳内にある「描きたい構図」をアウトプットする作業は大変ですよね。
こんなつもりじゃなかった。。。と、イラストを描き始めた当初はそれはもう頻繁にありました。

なぜ脳内にあるものが描き出せないのか?
腕に、手に、ソレを描いた経験がないからだろう、と私は思っています。

ならば経験すればいいのです!
手が描けないのならばひたすら手を。機械類、無機物系が描けないというのであればソレらを。
単純なことですが、割とこれがしんどい作業です。

もう嫌だ!と思ったときがある種の正念場かもしれないですね。
腕に、手に、描くことを覚えさせるのです。

理屈でイラストを描くことが苦手なもので、
言いたいことが文章に出来ているのか少々不安ですが。。。参考になれば幸いですm(_)m