30,40代のメディアプランナーに二軍宣告をかけるアドテクノロジーという存在
※事前に伝えておくのが「メディアプランナー」の話しであり広告プランナーとは一線をおきます。
僕らが20代前半の時に広告を大きく分けるとATL(above the line:一般的にマス広告)、BTL(below the line:一般的にセールスプロモーション施策)となっており、実際に部署間も縦割りになっていた。
2000年前半インターネットメディアの出現によるマスが増えた段階でもその縦割りは行きており役割が決まっていたが、TTL(through the line:ATLとBTLの統合)の存在によりコンタクトポイントを有機的に統合し(integurated)、つまり、above the line も below the lineも一気通貫で利用し(through the line)が出現する。
この存在で概念の統合は始まったが担当レベルではAとBの大幅な違いは生まれることは少なかった。
近年生まれて来ている多々なアドネットワークで微妙なメッセージが生まれてきているのに気づく。AにもBにも取れるメッセージ。
その理由はアドネットワークはメディアが固定されないのがメリットでもありデメリットであり(指定すれば固定にできるけど)どのサイトにも適用できるコピーとクリエイティブが必要になる。訴求ポイントからすれば「ブランド訴求しても商品売れねーしな。」「売れそうなバナーなんだけどこれレブランドギュレーションに沿ってんの?」「全てを網羅できるコピーなんて出来るわけねーだろ」等の声は喫煙所でよく聞く話し。
ここでタイトルの意味に戻る。
この1年で大きくアドネットワークが進化し現在も大きな進化の途中にある2016年「既存のメディアプランナー」二軍に落ちない為に行うべく事はアドテクノロジーの理解。
「みんな大好きーのPDCA(言いたい)」の実行が必要。
運用型広告のクリエイティブ訴求の云々・数字と設定の読みだけでは無かったりする。
ってか、それくらいは当然行うべきで、ドメ系広告で「また、運用広告に予算取られちゃったよ!バナーばかりで日本の広告クリエイティブは駄目だな!」とか言ってる時点でアドテクノロジーを受け入れるスタート地点にも立ててなかったりします。
AIを利用したコピーライティング・クリエイティブ自動作成・配信設定プログラムと、一般的に広告という枠からはみ出したノウハウを得てる方がメディアプランナーのジェネレラリストとして一軍保留になっていく世界かと。
その頃には「メディアプランナー」って言葉も無いかもしれませんが。
中村晋矢
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