うわっ…私のイラスト、こんなもの…?
最近シルク・ドゥ・ソレイユ「トーテム」を見に行きました。
人間の体であそこまで圧倒されるとは思いもよらず。
ポールダンスやブランコ、一輪車をする出演者の方たちの体をこれでもかと見つめて
今後の参考にと脳内キャンパスを広げてきました。
本日は私、吉本がブログを担当いたします。
まだまだイラストを描き始めて間もない頃
仲の良い絵師さんから、上手くなるコツ、秘訣のようなものを教えてもらいました。
それは、「自分のイラストを第三者視点で描く、見る」というものです。
なるほどと思いました。
アートディレクターをしている立場ですから、
上がってきた作家様達のイラストを見るときの感覚で、
自分のイラストも見るというものでした。
思い込みが解消されて、パースの狂いや仕上げイメージと離別していないか等分かるので
とても魅力的な能力といいますか、その視点欲しいなと思ったものです。
一朝一夕で身につく事ではないです。
これは所謂、一旦時間を置いて(お風呂に入ったり、寝たり)再度イラストを見たときの
(あれ、これで私はさっき満足してたのか?)という感覚を即座に行うというものです。
アートディレクションをする際にはとても大事な視点になりますし
自身でイラストを描く際にも、パースの狂いが減る、脳内の仕上がりイメージに近づくという
メリット面はかなり大きいものです。ものなのですが。。。
しかしこの視点、すこしデメリットがあったりなかったり。
仕事の際より趣味のイラストを描く時に実感することなのですが、
「達成感」が薄れたりします。
凄いね!上手いね!と褒められても、「そうか」とどこか他人目線になってしまう感じでしょうか。
これは私が書き上げたんだ!すごいものができたぞ!
という感覚は次に繋がる大事な感情になるので
この第三者視点と、絵師視点、うまく共存のできる感覚を身につけたいところです。
第三者視点、手に入れれば心強い味方になります。
乗っ取られてしまうと達成感という楽しみが薄れてしまう
扱いの難しいものではありますが、あって損はない力です。
ぜひぜひ、自分のイラストと向き合ってみていただければ。
それではまたm(_)m