5月
30

うわっ…私のイラスト、こんなもの…?

posted on 5月 30th 2016 in Design News with 0 Comments


最近シルク・ドゥ・ソレイユ「トーテム」を見に行きました。
人間の体であそこまで圧倒されるとは思いもよらず。
ポールダンスやブランコ、一輪車をする出演者の方たちの体をこれでもかと見つめて
今後の参考にと脳内キャンパスを広げてきました。

本日は私、吉本がブログを担当いたします。

まだまだイラストを描き始めて間もない頃
仲の良い絵師さんから、上手くなるコツ、秘訣のようなものを教えてもらいました。

それは、「自分のイラストを第三者視点で描く、見る」というものです。

なるほどと思いました。
アートディレクターをしている立場ですから、
上がってきた作家様達のイラストを見るときの感覚で、
自分のイラストも見るというものでした。

思い込みが解消されて、パースの狂いや仕上げイメージと離別していないか等分かるので
とても魅力的な能力といいますか、その視点欲しいなと思ったものです。

一朝一夕で身につく事ではないです。
これは所謂、一旦時間を置いて(お風呂に入ったり、寝たり)再度イラストを見たときの
(あれ、これで私はさっき満足してたのか?)という感覚を即座に行うというものです。

アートディレクションをする際にはとても大事な視点になりますし
自身でイラストを描く際にも、パースの狂いが減る、脳内の仕上がりイメージに近づくという
メリット面はかなり大きいものです。ものなのですが。。。

しかしこの視点、すこしデメリットがあったりなかったり。

仕事の際より趣味のイラストを描く時に実感することなのですが、
「達成感」が薄れたりします。
凄いね!上手いね!と褒められても、「そうか」とどこか他人目線になってしまう感じでしょうか。

これは私が書き上げたんだ!すごいものができたぞ!
という感覚は次に繋がる大事な感情になるので
この第三者視点と、絵師視点、うまく共存のできる感覚を身につけたいところです。

第三者視点、手に入れれば心強い味方になります。
乗っ取られてしまうと達成感という楽しみが薄れてしまう
扱いの難しいものではありますが、あって損はない力です。

ぜひぜひ、自分のイラストと向き合ってみていただければ。
それではまたm(_)m