絵師視点で見る!通勤中に見る勉強素材
上着を着て歩いていると、暑い、と感じられる気温になってきました。
やっと安心して洗濯物を外に干すことができそうです。
花粉からの被害が少なくなって嬉しい吉本が、本日ブログを担当いたします。
仕事外でも趣味でイラストを描いてはSNSに投稿しているので、
前回のように「どうやって描いているのですか?」の次によく聞かれるもので、
「何かイラストを描く際に参考にしているものはありますか?」
というものがあります。
ラフの際には好きなゲームのイラスト、尊敬する作家さんたちのイラスト、
服のデザインに困ったときは実際に画像を検索してみる等あるのですが、
今一歩クオリティが足りない、、とその出来に悩むことがあります。
その答えはズバリ、「パースにそったシワや形が取れていない」にあります。
デザインは画像を見れば描けてしまうのですが、
ではそのキャラにポーズをとらせたとき、その服や靴はどう見えるのか?
シワはどうつくのか、影はどう落ちるのか・・・
画像検索ではわかりにくいことの方が多いものです。
大体は自分で実際に同じポーズを取ってみて、鏡をみて、シワのつき方を見ます。
しかし自分でも限界というものはあります。
それは背後だったり、そもそも体格だったり、その服を持っていない、等。
最近は、スーツの書き方に悩んでいました。
あの独特の質感、線でどう表現すればよいものかと。
そして解決しました。ラッシュに揉まれるその、朝の通勤時に。
腕を伸ばした時のシワのつき方、
信号待ちのときの後ろ立ち姿、
歩く際、ズボンの裾はどうなるのか、靴はどう見えるのか。
完璧な参考資料がそこにはありました。
首元から足首まで見つめすぎて、下手をすると不審者でしかないのですが、
安心してください、イラストの勉強です。
子連れの親子も見かけました。
そうか、あのくらいの年齢だと大人に比べてこのくらいの身長になるのかとか
電車の外を眺める時の体勢はこうなるのか、とか。
親御さん安心してください、イラストの勉強です。
もちろん勝手に写真を撮ると盗撮です。犯罪ダメ絶対。
じっと目に焼き付けておきましょう。
知らなかったわけではないのですが、一番の勉強素材は周りにあるものです。
イラストを描いていると一日中屋内に閉じこもっている事が多いので、
今一歩のところで行き詰まった時には、絵師としての視点を持って、外に出てみようと思います。